はじめ
こんにちは!みにさゆです。
私は4年間正社員として勤めた会社を2023年3月で退職した26歳です。
突然ですが、退職するときに心配なことって何?と聞かれたら、私はお金と答えるでしょう。
私が4年間退職に踏み切れなかったのは、9割くらいが金銭面の心配からでした。
思い切って退職してからも、前の職場の事務を週に何時間かお手伝いしていたので、失業手当はもらえないと思って手続していませんでした。
しかし、調べたところバイトをしていても失業手当が受給できる可能性があることを知り、思い切ってハローワークでいろいろ聞いてきましたので、皆さんに共有したいと思います!
※ただし、この記事は失業手当の不正受給を推奨するものではありませんので、必ず正確に申告してくださいね。
この記事では
- 雇用保険と失業手当とはどういう制度なのか
- アルバイトをしていても受給できる条件
- 実際の手続きの手順と必要なもの
について項目ごとに説明していきます!
雇用保険と失業手当
法律用語って難しいですよね…
誤用を避けるためにもまず用語の説明をしていきます。
雇用保険
- 同じ職場で
- 週に20時間以上働く
- 学生ではない
という3つの条件を満たしたときに勤務先で加入するのが雇用保険です。
雇用主は必ず労働者を加入させなければいけないので、勤務形態(正社員、派遣社員など)は関係ありません。
雇用保険に加入していれば、退職後に一定の条件の元手当を受給することができます。
「一定の条件」については後程詳しくお伝えしますね。
失業手当
簡単に言うと、無職時にもらえる手当のこと。
ハローワークでの手続きが必要で、もらえる額や期間は前職、退職理由により変わります。
会社の都合で退職した場合は7日間の無職認定期間が経過したら、自己都合退職の場合は7日間の無職認定期間+2~3か月の待期期間が経過したら受給可能です。
退職理由にはよりますが、すぐに受給できるわけではないので気を付けましょう!
受給可能額
1日あたり受給できる金額を「基本手当日額」といいます。
基本手当日額は、退職前半年の給与合計額を日割り計算したものの50~80%です。
ハローワークでもらった書類によると、賃金が低いほど高い給付率になるそうです。
上限、下限も設定されているようですね。
受給可能期間
失業手当は、失業期間ずっともらい続けられるものではありません。
受給可能な日数を「所定給付日数」といいます。
被保険者期間(働いていた期間)が10年未満、かつ65歳未満の場合は90日
10年以上20年未満なら120日、20年以上だと150日と設定されています。
職業訓練など、積極的な求職活動で延長できる場合もあるようなので、こちらは別の記事で詳細お伝えしますね!
条件
さて、いよいよアルバイトをしながら失業手当を受給する条件についてお伝えしていきます。
結論から言うと、「雇用保険の加入条件を満たさないよう働くこと」でした!
詳しく説明します。
まず給料ですが、8.8万円/月で抑える必要があります。
学生さんや主婦の方はご存じの方もいるかと思いますが、103万円/年を超えると社会保険料が給料から引かれるようになります。
次に時間ですが、20時間/週に抑える必要があります。
こちらも雇用保険の加入条件に由来するのですが、20時間/週を超えると雇用保険加入対象になるためです。
つまり、雇用保険に加入している=失業状態ではない
ということなので、失業手当対象外となってしまうんですね!
どちらかの超過だけでも対象外となりますので、ハローワークの職員さんに確認しながらバイトを行うようにしましょう!
手順
最後に、失業手当をもらうまでの手順について説明します。
①必要書類を会社からもらう
退職して大体1~2週間程度で「離職票」「被保険者証明書」「年金手帳(会社に預けている場合)」などの諸手続きに必要な書類が会社から送られてきますので、必要書類がすべてそろっているか確認をしましょう。
私の友人は国民健康保険の手続き期限である14日を過ぎても届かず何度も問い合わせたり、書類不備が多く会社と何度もやり取りをしたりとかなり大変だったようです。
そんな会社ばかりではないと思いますが、そういったこともあるよ…ということで。笑
②「離職票」「マイナンバーカード」「本人確認できるもの(できれば顔写真付き)」を持ってハローワークへ行く
私もハローワークへ行って初めて知ったのですが、失業手当の申請にはマイナンバーの提示が必要です。
たまたまマイナンバーカードを作っていたので問題なく申請できましたが、まだマイナンバーカードを持っていない人やカードが届いていない人は、必ずマイナンバー通知書やマイナンバーが記載されている住民票を持っていきましょう。
③受付の方の案内に従って求職者仮手続きをする
初めてハローワークに行く場合は、失業手当申請の前に「求職者手続き」というものが必要です。
パソコンか手書きで行うのですが、前職の情報や就業期間から次の職の希望など結構詳細に入力する必要がありました。
入力必須の箇所と任意の箇所があったので、とりあえず必須のところだけ入力したのですが、職員さんと本登録を進める際結局入力が必要になるので、仮登録の段階でなるべく入力しておくことをお勧めします。
仮入力が終わったら、窓口で職員さんと本登録をして求職者登録は完了です。
④失業手当申請をする
失業手当申請窓口に移動して、申請に移ります。
離職票を職員さんと一緒に確認しながら、間違いがないか確認するところからスタートです。
私の場合は自己都合での退職だったので離職票にもそのように記載されていたのですが、会社側が都合の悪いことを隠すために自己都合と記載する場合もあるようで、そのようなことがないか聞かれました。
申請書を記入する際にアルバイトの有無や起業予定も確認され、不正受給があった場合返還命令が下る可能性についても職員さんから説明がありました。
私は前述したとおり少額の給料を得ている状況なので正直に話しましたが、職員さん曰く「アルバイトをするなというわけではなく、働いた分は正直に申告してください。」とのことでした。
まとめ
この日は失業手当申請完了で帰宅しましたが、手当支給期間になる前に「雇用保険説明会」と「失業認定日」にハローワークへ行かなくてはいけないそうなので、そちらはまた記事にしますね!
ハローワークへ行ったのが初めてだったので、どういったところか最初はかなり緊張していたのですが、職員さんが1から丁寧に説明してくれるので前知識などはなくても大丈夫でした。
お金の心配は心と体の健康にも直結するので、ある程度であればアルバイトをしても問題ないというのはかなり安心につながりますね。
今の段階ではまだ受給には至っていないので、今後も継続してレポートしていきますので楽しみにしていてください。
それではまた次の記事でお会いしましょう!
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